2023年10月1日(日)カルチャーBOX「銅版画を体験しよう」を開催しました。
講師は、9月に開催した「デカルコマニーを楽しもう」の講座と同じ、三重県在住の画家・下村雄三さんです。
今回は銅板を削るのではなく、油性マジックで銅板に絵を描き、腐食を防ぐという方法を実施しました。
まず、銅版画の裏面を腐食しないようにガムテープで覆ったら、版画にしたい絵を考え、それをカーボン紙を使用して銅板に写します。
転写が終わったら、油性マジックで白く出したい部分を塗っていきます。
塗り終わったら腐食液へつけて、30分~1時間程度おきます。
腐食が進んだら水で洗い流し、表面に付着した腐食液の酸化をとめるため醤油をかけ、もう一度水で洗い流します。銅版画は初めて、という参加者さんばかりだったため、スーパーなどで普通に販売されている醤油をかけているのを見て驚きの声があがっていました。
十分に水分をとったらインクをつけ、余分なインクや白っぽく出したい部分をコピー用紙などでこすってふき取ります。
いい感じにふき取ったら、プレス機へ。何枚かコピー用紙で試し刷りをしてから、本刷りをしました。
線を綺麗に出すにはインクの調整が大切なため、ふき取り加減に苦戦している様子でしたが、素敵な作品ができあがりました。
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